虫歯ができると、痛い。そして治療に通わなければ治りません。歯医者としては出来る限り無痛治療を心掛けていますが決して快適とは言えない。そして治療費もかかります。
この治療費ですが、患者様の負担金の割合が増加傾向にあります。これは、健康保険の財政が厳しい状態にあるからです。今後の予想として、小さな詰め物で済む虫歯は今まで通り保険治療でできますが、歯に被せ物をする治療は近い将来、自己負担になる可能性があります。そうなると前歯の被せ物が今まで保険治療で1本5千円ぐらいのものが自費治療で1本5〜10万円かかります。
「正しいブラッシングと定期検診を心掛けていれば虫歯や歯周病は本来稀な病気です。ですから、被せなければならない程の大きな虫歯を作ってしまったのはご本人の責任です。よって治療費は自己負担となります。」 厳しい言い方かもしれませんが、健康保険の考え方は、このように変わるかもしれません。
今、幼稚園や小学校のお子さまが大人になった時にはこのような状態になっている可能性が高いでしょう。
治療費が高くなると、十分な治療をしないで我慢する方も出てくるかもしれません。このような悪循環に入り奥歯を失ってしまうと、効率良く咬むことが出来なくなり、からだ全体の健康を損ねてしまうことになります。何年も我慢した後、いざ治療しようと決断した頃には、難しい治療が必要になり、治療費はかなりの高額になってしまうかもしれません。
これからの時代は、虫歯を作らない努力をすることが、ご自身と愛する家族の健康を守るために特に必要となってくるのです。 |